第88回独立展に初出品・初入選いたしました。
誠にありがとうございます。
9／26（日）独立美術協会差し向けのトラックに、F130号×2点を積んで1年にわたる苦闘に終止符が打たれた。
あとは“果報は寝て待て”の心況に。
42年前の春陽展初出品、入落結果を祈る気持ちで待ったあの頃が懐かしく蘇る。
結果は独立のホームページで知った。
1点入選なので賞候補からは除外。
翌日郵便の書面で改めて確認、画題『神霊降臨』が初入選した。
数年前に東京で能（隅田川）鑑賞、終演近く会場のあちこちからすすり泣く声が、勿論私も滂沱の涙。
終演後はしばらく感動の余韻に包まれ、このまま明るくしないでくれと思った。
次第に絵描きの表現本能がもたげ、これを生涯のテーマに出来ないか。
2019年2月、思いきって春陽会を円満退会、新たな発表の場を「独立展」に求めた。
このまま春陽会に恋々とする選択は無かった。
春陽在籍40年間はこの日本が誇る世界文化遺産の古典芸能を絵画表現するための、単なる助走期間だったと悟った。
新たな挑戦テーマを開花させるには、「独立」に発表の場を移し、
会員同士厳しく切磋琢磨の「独立」の審美眼で、
虚心坦懐一兵卒として鍛え直してもらいたいと心から願ったのである。
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