皆様こんにちは。アトリエ研鑽 豊田美術倶楽部です🎨🖌️

愛知県美術館で開催されている「第108回二科展」へ足を運んできました。
二科展といえば、誰もが知る「日展」に次いで長い歴史を誇る、日本を代表する公募展の一つです。
美術ファンならずとも、一度はその名を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

会場に着いて驚いたのが、エレベーターを降りた瞬間、開場を待ちわびる大勢のファンで人だかりができており、その根強い人気を肌で感じることとなりました。

やはり、優れた表現には人を惹きつける魅力があるのだな、と改めて感心させられました✨

失った友と、受け取ったバトン




今回の展示では、個人的に深く考えさせられる出来事もあったのです。
20代の頃から親しくさせていただいた二人の会員の方が、残念ながら鬼籍に入られたのです。
作品に添えられた黒い喪章を眺めていると、当時の思い出が昨日のことのように蘇ります。

「だんだんと自分の番が近づいてきているのかもしれないな……」

ふとそんな思いが頭をよぎるのも、正直なところ。
しかし、遺された伊藤さん、坊中さんの作品をじっくりと観ているうちに、しんみりしている場合ではない、という気持ちが湧き上がってきました。

彼らの筆跡は今も力強く、観る者に「まだまだ頑張らなければ」という活力を与えてくれます。
表現者は、作品の中で生き続けるというのは本当ですね。

写真部・市川氏の「朽ち花」に学ぶ制作姿勢



絵画だけでなく、写真部の展示も見逃せないのです!
中でも、市川さんの作品は格別の存在感を放っていました。作品名は「朽ち花」

カメラの機能を熟知した彼ならではの「多重露光」という技法を駆使し、独特の死生観と美しさが混ざり合った世界観を表現しています。

二科展のような大きな舞台では、海外に取材した作品が多い中で、あえて身近な「花」という存在にレンズを向け、その深淵を描き出そうとする市川さんの姿勢には、大いに見習うべきものがあると感じました。

特別な場所へ行かなくとも、目の前にあるものをどう見つめ、どう切り取るか。それこそが、表現の原点なのではないでしょうか。

2026年のはじまりに、豊田で感性を磨く

今回の二科展鑑賞は、私にとっても非常に良い刺激となりました!
伝統を守りつつも、常に新しい感性が交錯する空間。そこには、技術を超えた「表現することへの情熱」が満ち溢れています。

私たち豊田美術倶楽部も、こうした素晴らしい作品たちから得た気づきを大切にしながら、日々の制作に励んでいきたいものです。


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