皆様こんにちは。アトリエ研鑽 豊田美術倶楽部です🎨🖌️

来春、美術系の高校受験という大きな舞台に挑む二人の生徒が当塾にいます。
受験シーズンが近づくにつれ、教室内の空気もどこか凛と引き締まってきたような、そんな気がする今日この頃です。

今回は、彼らの合格を願って足を運んだ合格祈願の様子と、講師としての今の心境を綴ってみようかなと思います。

岩津天神様への合格祈願と、講師の祈り




冬の冷たい空気の中、岩津天神様へお参りに行ってきました。
ここは受験生にはお馴染みの、学問の神様として知られる場所。当塾では恒例となっている行事ですが、やはりこの場所に立つと背筋が伸びる思いがしますね。

今回は、御札を二つ求めてきました。
目指す先は、東邦高校旭丘高校。それぞれ校風も実技試験の内容も異なりますが、どちらも美術を志す者にとってはとても魅力的な、そして狭き門であることに変わりはありません。

「人事を尽くして天命を待つ」という言葉があるけれど、実技試験の準備を精一杯積み重ねてきた彼らを見ていると、最後はもう、神頼みという心境になってしまいます。

もちろん、技術を教えるのが私の仕事ではありますが、本番で落ち着いて筆を動かせるか、その一瞬の巡り合わせについては、祈ることしかできないものです。
そんな講師としての無力さと、彼らへの信頼が入り混じった不思議な感覚を抱きながら、静かに手を合わせてきました。

東邦高校と旭丘高校。それぞれの挑戦



目指す学校は違えど、二人がこれまでキャンバスや画用紙に向き合ってきた時間は、決して裏切らないはずです!

●旭丘高校 美術科:公立の伝統校として、高い実技レベルと学力の両方が求められる難関。

●東邦高校 美術科:私立ならではの充実した設備と、創造性を重んじる校風が魅力。

どちらの道に進むにしても、この「受験」という経験そのものが、彼らの長い表現人生における大切な土台になることは間違いありません!

描きすぎて指が痛くなったり、思うように形が取れずに悩んだ日もあったでしょう..。
そうした葛藤の一つひとつが、実はすでに彼らを「表現者」として成長させているのではないか、と感じることもあります。

最後の一歩を、共に歩む



「絶対に受かる」と断言できれば楽なのですが、受験に「絶対」という言葉は使えませんね。
けれど、彼らがこれまで当塾で積み上げてきたデッサンや色彩構成の数々は、確かに合格の可能性を手繰り寄せているはず。

「二人とも、自分の力を信じて最後まで描ききってほしい!」 そう願っています。
受験当日まであと少し!
講師として、そして一人の先輩表現者として、彼らの背中を最後までしっかりと支えていくつもりです。


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